英ポンド 2年4カ月ぶり安値 「合意なし」懸念拡大

英ポンド 2年4カ月ぶり安値 「合意なし」懸念拡大

29日の外国為替市場で英国の通貨ポンドが売られ、一時1ポンド=1.221ドル程度と対ドルで2017年3月以来、約2年4カ月ぶりの安値水準を付けた。ジョンソン首相や主要閣僚から欧州連合(EU)離脱に関し、強硬的な発言が相次いだことが売りを誘った。10月末の「合意なき離脱」に警戒感が広がり、下げに拍車がかかった。
ポンドの値下がり率は前週末比で一時1%を超えた。対円でも売られ、前週末の1ポンド=134円台半ばから132円台後半へ水準を切り下げた。
ジョンソン氏は29日、訪問先の英北部スコットランドで「(メイ前政権がまとめた)EU離脱案は死んだ」と語った。有力閣僚のゴーブ・ランカスター公領相は28日付の英紙サンデー・タイムズに「合意なき離脱は今や非常に現実的な可能性がある」と寄稿し、備えを急ぐ方針を強調した。EU離脱をめぐる新政権の強硬姿勢に改めて警戒感が広がった。
市場では「10月末に向けた不透明感が強まるなかポンド買いの材料が見当たらない」(邦銀の外為トレーダー)との声が出ている。景気の先行き懸念から債券市場では英国債が買われた。英10年物国債利回りは一時0.63%程度と、16年8月以来の水準に低下(債券価格は上昇)した。

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