副業時代の確定申告 フィンテックで5分

副業時代の確定申告 フィンテックで5分

2018年分の所得税の確定申告受け付けが18日、全国の税務署などで始まった。年度末の風物詩だが、現場の様子は様変わりしている。会計事務所など既存のプレーヤーに加え、フィンテック系のスタートアップ企業が手がける「申告テック」サービスが次々と登場。個人事業主だけでなく会社員で副収入を稼ぐ申告初心者にも利用が広がっている。
■スマホで○×付けるだけ
都内のIT(情報技術)企業で働く会社員は今年初めて確定申告に挑む。現在の会社で働き始めてから1年がたった2018年10月に副業を開始。勤務時間前後や休日に4~5社の広報を業務委託で請け負い、3カ月で得た副収入が確定申告の対象となる20万円を超えた。
2月に入り、交通費や会食費など経費のレシートや領収書の山を整理し始めた。「副業を始めたはいいものの、会計の知識は正直さっぱり」。経理を担当する同僚のアドバイスを受け使い始めたのが、スタートアップのfreee(フリー、東京・品川)が手がけるクラウド会計ソフトだ。
クレジットカードや銀行口座、電子マネーなどとデータ連携することで、お金の入出金を自動で管理できるのが利点だ。紙のレシートや領収書の管理も心配ない。アプリに光学式文字読み取り装置(OCR)が搭載されているため、スマートフォン(スマホ)で撮影するだけで自動的に取り込める。
収入や経費がそれほど多くない副業者の場合、確定申告では白色申告を選ぶことが多い。副収入を得る機会のある会社員が増えたことを受け、フリーは18年12月から副業向けに単式簿記だけ必要な白色申告をスマホから申告できる機能を新たに設けた。「入力項目がそろっていれば5分で完了する」
会社員は初心者ながら節税メリットがある青色申告で提出する予定だが、作業の手軽さは白色とほとんどかわらない。青色は帳簿記帳が義務付けられているが、フリーでは日々の取引を入力しているため簡単に作成可能。勘定科目も自動的に仕訳される。
直前の作業もスマホ上で「養っている配偶者はいますか」「生命保険に加入していますか」といった質問に○×で答えるだけ。「思ったより早いうちに申告が終わるかも」と大橋さん。会計ソフト全体の利用料は個人向けの基本プランが月1980円(税別)からだ。

ブログトップへ

お役に立てましたら、応援お願い致します!

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。