今日の株式 続落か 米株安を嫌気 米中協議に不透明感

今日の株式 続落か 米株安を嫌気 米中協議に不透明感

23日の東京株式市場で日経平均株価は続落しそうだ。世界的な景気減速懸念を背景に休場明けの米株式相場が大きく下げ、投資家心理は弱気に傾きやすい。貿易問題を巡る米中協議の行方にも不透明感が漂っており、中国関連など景気敏感株を中心に売りが出るとみられる。市場では日経平均は2万0300円程度まで下値余地があるとの見方があった。

連休明け22日の米ダウ工業株30種平均は5営業ぶりに反落し、前週末比から300ドル超下落した。中国景気の減速や国際通貨基金(IMF)が世界経済の成長率予測を下方修正したことなどを受け、世界景気の先行き不透明感が意識された。シカゴ市場の日経平均先物3月物は2万0425円で終え、22日の大阪取引所の終値を135円下回った。

米中貿易協議の行方に警戒も高まっている。英紙フィナンシャル・タイムズ(電子版)が22日、月末に開催する予定の閣僚級協議について「トランプ米政権が予備協議の開催を拒否した」と報じたためだ。米国家経済会議(NEC)のクドロー委員長は「もともと予備協議は計画していない」と否定したものの、米市場では半導体関連株が大きく下げるなど協議の進展期待は後退。今年に入り上げの勢いを強めてきた日本株には利益確定を目的とした売りが出やすいだろう。

個別では、ジャスダック上場のハーモニック(6324)に注目だ。22日発表した2018年10~12月の受注高(単体)は前年同期から76%減った。中国での設備投資需要の落ち込みを背景に、半導体などの製造装置や産業用ロボット向け部品の受注減が続いている。ハーモニック株は下げて始まる公算が大きく、ファナックなどファクトリーオートメーション(FA)関連株に売りが及ぶ展開となれば相場全体を下押ししそうだ。

日銀は23日に金融政策決定会合の結果を発表する。現状の金融緩和策を維持するとみられているが、併せて公表する「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」では物価見通しを下方修正するとの観測が浮上している。緩和策の長期化が意識されれば、厳しい収益環境が続く銀行など金融株の重荷となりやすい。

取引開始前には財務省が18年12月と18年の貿易統計を発表する。取引終了後には日電産が18年4~12月期決算を公表する。海外では、プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)やフォード・モーターが18年10~12月期決算を発表する。

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