今日の株式 米株高や円安で反発 業績警戒で上値は限定

今日の株式 米株高や円安で反発 業績警戒で上値は限定

11日の東京株式市場で日経平均株価は反発も、上値の重い展開か。米株式相場の一方的な上昇が続いているうえ、外国為替市場で円相場がやや円安・ドル高に振れており、外部環境は良好だ。海外投資家を中心に、心理改善を映した買いが入るとみられる。半面、企業業績の先行き懸念から売りも出やすく、日経平均の上げ幅は200円程度、2万0300円台を中心に推移しそうだ。

10日の米ダウ工業株30種平均は5日続伸し、約1カ月ぶりに2万4000ドル台を回復した。連日のように米中貿易交渉の進展に対する期待が膨らんでいるほか、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が改めて利上げを急がないとの見方を示したことが相場を押し上げた。

シカゴ市場では日経平均先物(円建て)の清算値が2万0340円と、同日の大阪取引所の終値を230円上回った。前日に1ドル=107円台後半まで上昇した円相場が1ドル=108円台半ばまで下落しており、海外ヘッジファンドなど短期筋が株価指数先物に断続的な買いを入れる公算が大きい。

半面、国内企業業績は積極的な買い手掛かりに乏しい。ファストリが10日発表した2018年9~11月期の連結決算(国際会計基準)は、同期間として3年ぶりの減益となった。米国では百貨店大手のメーシーズが業績見通しを下方修正しており「東京市場でも昨年末にかけて相対的に底堅かった小売株に売りが出る公算が大きい」。前日に発表された3~11月期決算は、セブン&アイが増益となった半面、ローソンは減益、吉野家HDは赤字となった。

その中でも安川電に注目が集まる。前日、今期(19年2月期)の連結業績予想を下方修正した。下方修正は今期2度目で、中国向け受注の落ち込みが続いていることが背景とあって、売りが先行するとみられる。安川電が大幅安となれば、機械や電気機器といった設備投資関連株に売りが波及して相場の下押し要因となりそうだ。

国内では11月の家計調査や国際収支、12月の景気ウオッチャー調査が発表される。オンワードが取引終了後に18年3~11月期決算を公表する。米国では12月の消費者物価指数(CPI)が発表される。

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