NY円 続伸 1ドル 111円15~25銭で終了 リスク回避の円買い

NY円 続伸 1ドル 111円15~25銭で終了 リスク回避の円買い

21日のニューヨーク外国為替市場で円相場は続伸し、前日比10銭円高・ドル安の1ドル=111円15~25銭で取引を終えた。米株式相場が下げ止まる気配がなく、低金利で調達通貨とされる円が買われた。ただ前日に大幅に上昇していたため、クリスマス休暇を控えた週末を前に持ち高を調整する目的の円売りが出る場面があった。相場の方向感は乏しかった。

投資家のリスク回避姿勢が強まっており、円に資金が向かいやすかった。メキシコ国境の壁の建設を巡る民主党とトランプ米大統領との対立を背景に21日までに米のつなぎ予算が成立せず、政府機関が一部閉鎖する可能性が高まった。世界景気の減速懸念などに加えて米政治の不透明感も意識され、投資家心理を冷やした。

円は下げる場面が目立った。25日のクリスマス前後に休暇を取る市場参加者が多く来週は取引が大幅に減る見通し。円は前日にほぼ3カ月ぶりの高値を付けていたため、週末を前に持ち高調整や利益確定の円売り・ドル買いが出やすかった。

午前中にニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁がCNBCテレビのインタビューで「認識を再評価し、見直す用意がある」などと語ったのを受け、米景気次第で米連邦準備理事会(FRB)が利上げや保有資産の縮小ペースを再考する可能性が意識された。米株式相場が戻りを試す場面があり、円にも売りが出た。

円の高値は110円94銭、安値は111円45銭だった。

円は対ユーロで大幅に続伸し、前日比1円05銭円高・ユーロ安の1ユーロ=126円35~45銭で取引を終えた。株安などを受けて、投資家が運用リスクを取りにくくなり、対ユーロでも円買いが優勢だった。一時は126円39銭と8月下旬以来4カ月ぶりの円高・ユーロ安水準まで上昇した。

ユーロは対ドルで5営業日ぶりに反落し、前日比0.0070ドル安い1ユーロ=1.1370~80ドルで終えた。米政府機関閉鎖や貿易摩擦への懸念から投資家が株式や商品などリスク資産の持ち高を手じまっており、為替市場でもユーロからドルに資金を戻す動きにつながった。

ユーロの安値は1.1356ドル、高値は1.1424ドルだった。

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