NISA 活用事例 子どもの教育費を貯めたい
現在、小学生(10歳)の子どもがいる37歳のAさん。妻のEさんと、子どもの教育費で一番高額になると予想される大学の学費をどのように貯めていくか話し合っています。
目的、期間、金額
子どもの大学入学年度に払う際にかかる費用を考えて、子どもが18歳になるまで(8年後)には250万円貯めておきたいと思っています。
少額から積み立てていくことを考えています。
入学先別初年度納付金平均額 | 私立短大 | 国公立大学 | 私立大文系 | 私立大理系 |
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入学費用 | 72.8万円 | 81.9万円 | 106.7万円 | 106.0万円 |
初年度在学費用 | 144.7万円 | 93.9万円 | 142.2万円 | 178.0万円 |
合計 | 217.5万円 | 175.8万円 | 248.9万円 | 284.0万円 |
NISAの活用例
投資信託を購入後、すぐに売却せずに中長期的に持ち続けることで、価格変動リスクを抑える効果と利息に利息が付く複利効果も期待できます。
しかし、一つの銘柄だけの保有は長期であってもリスクは高くなるため、投資先を複数にする分散投資がおすすめです。また、毎月一定額ずつコツコツと投資をすれば、時間(時期)によるリスクの分散にもなります。
国内外の株式、債券に分散投資されるバランス型ファンドのような商品のほか、あらかじめ目標とする期日を設定し、目標期日までの期間に応じてファンド内の資産の配分を調整して、次第に利益重視から安定性重視へと運用方法を変えていくターゲット・デート型投資信託などの商品もあります。
- ・ケース1:投資運用せずに、毎月2.5万円を預金だけで8年間貯める(預金金利・年0.1%の場合)
⇒241万円になる。
- ・ケース2:子どものジュニアNISAで毎月2.5万円ずつ8年間積み立てる(年利3%で運用できた場合)
⇒合計で270.8万円になる。