新型コロナショック NY株ダウ急反発 政策期待で広がる物色 下値固め局面まだ遠く

新型コロナショック NY株ダウ急反発 政策期待で広がる物色 下値固め局面まだ遠く

24日の米株式相場は3営業日ぶりに急反発した。2万0704ドルで終えたダウ工業株30種平均は前日比2112ドル高と、過去最大の上げ幅を記録した。米経済対策で与野党の合意が近いとの見方から買いが膨らみ、節目の2万ドル台も回復した。政府支援の対象となる航空やクルーズ株が急騰し、アナリストが投資判断を引き上げた半導体株などに物色が入り始めたことも明るいニュースだった。ただ相場の振れの大きさからも不安定な地合いは続いているようで、下値を固める局面はまだ遠そうだ。

新型コロナショック 欧州市場 ドル安 株は全面高 24日午前のロンドン外国為替市場で、主要通貨に対してドルが下落している。対円相場は英国時...

新型コロナウイルスの景気への悪影響を和らげる大規模な米経済対策への期待感が相場を押し上げた。トランプ米政権、与野党指導部とも2兆ドルに近い財政出動とその早期実施で大筋合意しているもようだ。「規模もさることながら中小から大企業、個人まで幅広く支える内容になりそうだ」と評価する。

この日の米株式市場で上昇が目立ったのは、40%超上げたクルーズのノルウェージャン・クルーズや35%あまり上昇したアメリカン航空グループ。マクドナルドといった外食産業にも買いが及んだ。新型コロナのまん延で深刻な打撃を受けるとして、政府が資金支援するとみられる業界だ。

航空機のボーイングも20%超上げ、ダウ平均を150ドル近く押し上げた。航空機需要の急激な落ち込みを受けて資金繰りへの懸念が浮上しており、同社だけで政府に600億ドル程度の支援を求めている。航空業界全体でも政府から資金提供を受ける見通しで、航空機・機械大手のユナイテッド・テクノロジーズなども大幅高となった。

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一時22%高を演じたのは直近高値から5割を超える下げとなっていた決済アプリのスクエアだ。同社の顧客の大半を占める飲食や小売りといった中小企業向けの支援も経済対策に盛り込まれる見通しで、連想買いが入ったようだ。

半導体株の一角には前日から買いが入り始めていた。ゴールドマン・サックスは23日付で通信機器半導体のザイリンクスの投資判断を「中立」から「買い」に、半導体のインテルを「売り」から「中立」に引き上げた。新型コロナの影響を加味して目先の業績見通しは引き下げたが、20年後半に需要が正常化するとみる。米証券会社ニーダム・アンド・カンパニーも、財務の健全さや潤沢なキャッシュフローや医療向け人工知能(AI)向け事業の成長性などを背景に、画像処理半導体(GPU)のエヌビディアを「中立」から「買い」に上げた。

インスティネットのフランク・カッペレリ氏は、相場全体が大幅安となるなかで前日に半導体関連の株価指数連動型上場投資信託(ETF)が上げたことに触れ「半導体株の長期的な上昇トレンドを維持する支えになる」と指摘した。ダウ平均やS&P500種株価指数は23日に16年以来の安値を付けたが、フィラデルフィの半導体株指数(SOX)はまだ18年の安値を割り込んではいない。

もっとも米国では新型コロナの感染者数が5万人を超えるなど急増中。収束時期のめどは立っておらず「景気への影響もこれから顕現してくる」。経済対策絡みの期待や売り方の買い戻しもあって24日は航空関連などが急上昇したが、相場全体も含めて戻りが持続するかはまだ見通せないのが実情だ。

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