新型コロナショック 東証前引け大幅続伸 1138円高で1万8000円台買い戻しが加速

新型コロナショック 東証前引け大幅続伸 1138円高で1万8000円台買い戻しが加速

24日午前の東京株式市場で日経平均株価は大幅続伸し、前日比1138円95銭(6.74%)高の1万8026円73銭で前場を終えた。取引時間中として6営業日ぶりに1万8000円台に乗せた。前日から目立っている日本株の相対的な堅調さを意識した、先物の売り方などによる短期的なショートカバー(買い戻し)が加速した。指数寄与度の大きい銘柄が大幅高となり、ファストリ、ソフトバンクグループ(SBG)、東エレクの3銘柄で日経平均を400円程度押し上げた。

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前日の米ダウ工業株30種平均は米連邦準備理事会(FRB)が量的金融緩和の強化を打ち出したにもかかわらず、前週末と比べて500ドル超下落して終えた。ただ、新型コロナウイルスの感染拡大が深刻な欧米のヘッジファンドは、現金化目的でこれまで買い持ちにしていた米国株を売る一方、売り持ちにしていた日本株の買い戻しを足元で進めているとみられ、日本株の押し上げ要因となった。日銀が19日、23日と2000億円超の上場投資信託(ETF)を買い入れたことも日本株の売りにくさを意識させ、先高観を一段と強めた。

前週の日経平均が先物主導で下げ足を速めた局面では、割安になった先物を買って現物株を売る裁定取引が活発になっていた。足元では相場上昇に伴って裁定売りの解消が加速し、ファストリや東エレクの急伸につながった面があったとみられる。SBGは前日に続き、自社株買いや財務強化への期待感が追い風になった。

ただ、短期的な買い戻しが中心とみられる中、変動率の高さも警戒され、相場の本格的な底入れを期待した実需の買いは限定的との見方は多い。市場では「4月に入ると日経平均は足元の極端な上昇の反動で再び下値を模索する展開も考えられる」(国内ファンドマネジャー)との声も聞かれた。

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JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も続伸し、ともに3%超の上昇となった。前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆7399億円、売買高は10億8091万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1675と、全体の約77%を占めた。値下がりは463、変わらずは29銘柄だった。

ファナック、KDDI、ファミマ、バンナムHD、キッコマンが高い。一方、中外薬、塩野義、ニチレイ、京王、NTTが安い。

きょう東証2部に上場したリバーHDは公開価格を下回る初値を付けた。その後も売りに押され午前の取引は初値を下回って終えた。

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