新型コロナへの懸念拡大で 米国株 大幅反落し969ドル安

新型コロナへの懸念拡大で 米国株 大幅反落し969ドル安

5日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反落した。前日比969ドル58セント(3.6%)安の2万6121ドル28セントで終えた。下げ幅は一時1100ドルを超えた。米国で新型コロナウイルスの感染者数が増え、企業が国内外の出張を禁止するなどヒトやモノの移動を制限する動きが広がっている。米景気懸念が高まり、リスク資産である株式には売りが膨らんだ。

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クオモ・ニューヨーク州知事は5日、同州の感染者数が一晩で22人に倍増したと発表した。4日はカリフォルニア州が州全域に非常事態宣言を出したばかり。事態が収束する気配が見えず、投資家に懸念が広がった。

投資家心理を測る指標である米株の変動性指数(VIX)は一時40台に上昇した。不安心理が高まった状態とされる20を大きく上回った。米株相場は連日急騰と急落を繰り返しており、相場の不安定感が高まっている。

米債券市場ではリスク回避の債券買いが広がり、長期金利は一時0.89%と過去最低を更新した。貸し出し利ざやの縮小につながるとの見方から、JPモルガン・チェースなど銀行株が大幅に下げた。原油先物相場の下落を受け、エクソンモービルやシェブロンなど石油株も売られた。

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航空旅客の減少が懸念され、アメリカン航空グループとユナイテッド航空ホールディングスがともに13%安となるなど空運株が急落。航空機の納入先送りが増えるとの見方から、航空機のボーイングと航空機エンジンを手がけるユナイテッド・テクノロジーズが大幅安となりダウ平均を押し下げた。

空運や鉄道、物流株で構成し、米景気動向を映すとされるダウ輸送株平均は5.3%安となった。下げ幅は501ドルと、データが入手できる10年3月以降で最大だった。

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は反落した。前日比279.493ポイント(3.1%)安の8738.595で終えた。グーグルの親会社アルファベットが5%安と下げが目立った。

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