新型コロナ 緊急利下げも力及ばず NYダウ急反落 高まる景気懸念

新型コロナ 緊急利下げも力及ばず NYダウ急反落 高まる景気懸念

3日の米株式市場でダウ工業株30種平均は大幅に反落し、前日比785ドル安の2万5917ドルで終えた。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて米連邦準備理事会(FRB)が3日、緊急利下げを決めた。それでも市場には「ウイルスによる悪影響の根本的解決にはならない」との冷めた空気が流れ、投資家心理の改善はみられなかった。新型コロナが景気に深刻な打撃を与えるとの不安が根付いてしまったようだ。

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日中のダウ平均の値幅は1378ドルと、「変動性指数(VIX)ショック」で揺れた2018年2月5日以来の大きさだった。10時に緊急利下げが発表された直後は一時381ドル高となったが買いは続かず、パウエルFRB議長の記者会見後は上げに転じることはなかった。結局、前日に大幅に上昇した分の6割程度を失った状態で終えた。

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市場は利下げを待望していたにもかかわらず、なぜこんな反応になってしまったのか。早期の利下げ観測の高まりによって前日のダウ平均の上げ幅は過去最大となったため、「噂で買って事実で売る動きが広がった」との指摘がある。だがそれだけでは説明できない。市場では「FRBの利下げは想定以上の景気悪化への懸念を高めた面もある」との声が出ている。

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