欧州市場の主要指標11時半 ポンド日中安値 銅は3カ月半ぶり安値
28日午前のロンドン外国為替市場で、英ポンドは対ドルで日中の安値水準で推移している。英国時間11時半の時点では、前日の16時時点に比べ0.0040ドルのポンド安・ドル高の1ポンド=1.3010~20ドル。
英国の欧州連合(EU)離脱が31日に迫り、改めて離脱後の先行き不透明感が意識されポンド売りにつながった。ただ30日の英イングランド銀行(中央銀行)の金融政策発表を見極めたいとして値動きは限定的だ。
ユーロは対ドルで横ばい圏で推移している。前日16時時点と同水準の1ユーロ=1.1010~20ドル。
円は対ドルで小幅続伸。10銭円高・ドル安の1ドル=108円80~90銭で推移している。
新型肺炎の拡大を警戒した円買いの流れが続いている。円は対ユーロでも上昇し、一時119円82銭付近と2019年11月下旬以来、約2カ月ぶりの円高・ユーロ安水準を付けた。
英株価指数のFTSE100種総合株価指数は11時半時点で、前日の終値に比べ0.18%高となった。前日に下げ幅が大きかった銀行株と石油株が買い戻され相場をけん引している。中国依存度が高い鉱業株と高級ファッションのバーバリー・グループは売りに押されている。酒類のディアジオは、複数のアナリストが目標株価などを引き下げたことで安い。
欧州各国の主要株式相場では、ドイツ株式指数(DAX)とフランスのCAC40は小幅安。イタリアのFTSE・MIBは上昇。スペインのIBEX35も小高い。
ロンドン原油市場(ICEフューチャーズ)で北海ブレント先物相場は1バレル58,71ドル付近に下落した。ロンドン地金市場協会(LBMA)の金価格は1トロイオンス1579.82ドル前後に下げた。利益確定目的などの売りが出た。ロンドン金属取引所(LME)で銅先物相場は続落している。指標となる3カ月先物は1トン5700ドル台前半と、19年10月中旬以来、約3カ月半ぶりの安値水準で取引された。銅の世界最大消費国である中国で発生した新型肺炎の感染が広がっており、投資家心理が悪化した。
ランキングに参加していますので、宜しければ応援(以下バナーをクリック)お願いいたします。
⇩⇩⇩登録はこちらから⇩⇩⇩