今日の株式 反発か 米株高と円下落で押し目買い
7日の東京株式市場で日経平均株価は反発しそうだ。前日の米株式相場は朝安後下げ渋り、上げに転じて終えた。
中東の地政学リスクを巡る不透明感はくすぶるが、米株安にいったん歯止めが掛かったため、前日に大幅安となっていた日本株にも押し目買いが優勢になるだろう。円高・ドル安進行の一服も買い安心感につながり、日経平均は100円程度上昇し、2万3300円近辺で推移しそうだ。
前日の米ダウ工業株30種平均は反発し、終値は前週末比68ドル高の2万8703ドルだった。米国とイランの対立激化を懸念した売りが先行したものの、両国の対立が戦争に発展するとの見方は現時点で少なく、主力のハイテク株を中心に買いが優勢になった。米原油先物相場は中東産原油の需給逼迫から上昇したが、上げ幅は限られた。
日本時間7日早朝の外国為替市場で円相場は1ドル=108円40銭近辺と、前日17時時点に比べ30銭程度の円安・ドル高水準で推移している。大阪取引所の夜間取引で日経平均先物3月物の終値は2万3300円と、前日の清算値を200円上回った。米国とイランの関係悪化を受けた投資家のリスク回避姿勢の一服で、7日の東京市場は買いが先行する可能性が高い。
中東情勢の不透明感を意識させる新たなニュースが伝われば、海外短期筋による先物売りが膨らむ展開も想定される。もっとも「下値では買い遅れている個人投資家や国内金融機関などの押し目買いが入りやすい」(国内証券のストラテジスト)との声は多い。国内勢が支える動きとなれば、海外勢による先物売りが出ても下値は限られるだろう。
国内では財務省が10年物国債の入札を実施する。海外では米サプライマネジメント協会(ISM)が2019年12月の非製造業景況感指数を発表する。11月の米貿易収支も発表される。
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